医師のお金の悩みには一貫性がある?ライフサイクル上の課題解決策も
ある程度の収入を得ているものの、そのお金をどのように活用すれば良いのか悩む医師は多くいます。実際に私の会社でも、節税や資産形成、資産運用、資産管理などに関するご相談が年間1,000件以上きます。10年間に換算すると、1万件以上になりますね。
数多くの相談者は、それぞれ年齢・収入・勤務先・家族構成などが異なるため、抱えるお悩みも一見バラバラに見えます。しかし最近、これらの相談の一つひとつは意外と同じ問題から発生しており、共通点とも言える一貫性や法則、パターンがある」という気づきを得ました。
今回は、医師における「お金に関するお悩み」について、医師共通のパターンや、お悩みの解決に重要な「ライフサイクル」を挙げながらご説明します。
目次
1. 【医師×人生×資産】医師の相談内容には一貫性がある?
2. ライフサイクルとは
2-1. 資産と人生のライフサイクルの流れ|「人生×資産」の成功シナリオ
3. 【30代~60代】ライフサイクル上の課題解決策
3-1. 間違ったライフスタイルとは?
まとめ
1. 【医師×人生×資産】医師の相談内容には一貫性がある?
私のもとには、全国で活躍する医師がお金の相談に訪れます。その数年間1,000件以上であり、抱える悩みの内容も十人十色です。
しかし、人間が食事をとらなければお腹が空いたり、ケガをしたら痛かったりするのと同じように、状況や悩みの内容は違っても、人類特有の「生きるうえで必ず起こり得る問題」はまったく複雑ではなく、共通して課題感があります。
年間1,000件、10年間で1万件以上という膨大な数の悩みを聞いてきたら、多くの先生たちにはある共通点が見えてきます。つまり、一貫性・法則・パターンのようなものです。相談内容はさまざまですが、「医師×人生×資産」という視点では、一貫性があると言っても過言ではありません。
お金や資産の悩みは、できるだけ人生の早いタイミングで終わらせて、自分のやりたいことの実現に集中したほうがおすすめです。
医師からの相談を年間1,000件受けてきた私がよく聞いた「声」には、下記が挙げられます。
よくある相談内容 |
● 「収入はそこそこあるのに、税金が高くて思ったより手元に残らない」 ● 「仕事の責任の割にはお金は残らない」 ● 「激務で資産運用に時間を割けない」 ● 「特に生活は困らないため、お金の運用は人任せ、または先送りになっている」 ● 「労働集約型の働き方なため、いつまでこの激務をこなせるか心配」 ● 「激務のストレスによって、浪費しがちである」 ● 「人生ベースでお金の試算をしていないため、どのくらい使っていいかわからない」 ● 「過剰な浪費、または過剰な節約をしている」 |
これらは医師の方々のよくある悩みの声ですが、ただ並べるだけでは一貫性やパターンを見つけることは困難です。しかし、これから紹介する視点を通して見ればわかってくることがあるでしょう。
その視点が、「ライフサイクル」です。
2. ライフサイクルとは
ライフサイクルとは、「人間の生涯をいくつかの過程に分けたもの」です。人は、下図のように年齢やライフステージによって、各世代でのお悩みや解決が求められる課題などがあります。つまりライフサイクルは、わかりやすく説明すると「年齢を重ねることによって進むステージ」と言えます。
また、ライフサイクルと似た言葉に「ライフプラン」があります。
ライフプランとは、日本語に直訳すると「人生設計」です。結婚や住宅購入、出産・育児、そして定年退職など、人生にはさまざまなターニングポイントがあります。ライフプランは人生の終始を予測するために活用され、これらのターニングポイントを表にまとめることが一般的です。
医師のお金の悩みを解決させるためには、ライフプランではなくライフサイクルに目を向けると良いでしょう。
下の図は、人生と資産を表現したライフサイクルのグラフです。
一般的な医師・歯科医師の働き方では、20代後半でキャリアをスタートさせ、年齢とともに身体は衰えていきながらも(青線)、キャリアや経験を積むことで、収入は30代から40代にかけて大幅に伸びていきます(緑線)。しかし、50代からその後半にかけては、伸びてきた収入も下がる傾向にあります。
ここで注目しておきたいことが、「各過程で発生を避けられない問題」です。
● 人間の身体は、年齢を重ねるたびに老いていく ● 収入が上がれば、その分税金も増える ● 家族ができれば、その分保険・保証が必要となる |
また、一般的に40代にかけては「人生の正午」と言われ、自分の人生をもう一度再構築したくなる「ミッドナイトクライシス」という時期があります。ミッドナイトクライシスでは、キャリアの引退や事業承継・相続など、年齢や世代、立場ごとで課題が生まれることもしばしばあります。
これは、人である以上、逃れられない宿命とも言えます。まずは、この宿命を前提として理解しなければなりません。そして、この前提を理解し、世代ごとの課題を適切に解決することで、良い人生の成長サイクルを描くことができるのです。
2-1. 資産と人生のライフサイクルの流れ|「人生×資産」の成功シナリオ
ここでは、より簡単に本質を理解してもらうため、とある医師の人生をモデルに、余計な点を省いたシンプルな資産と人生のライフサイクルの流れを紹介します。
(1) |
キャリアが始まる |
(2) |
スキルアップによって収入が上がり、税金も高くなる |
(3) |
資産形成や節税について考え始める |
(4) |
貯金や資産が徐々に貯まるようになる |
(5) |
激務によってほったらかしだった貯金の資産運用も考え始める |
(6) |
純資産を運用し、少しずつ資産収入も増え始める |
(7) |
身体を使った労働集約型の仕事を得た収入を、貯蓄の運用で増やしていき、資本集約型の収入へと徐々にバランス転換していく |
(8) |
転換がうまくいき、資本集約型・無形資産からの収入が増えてくる |
(9) |
自分に使える時間が増えたことによって心に余裕が生まれ、自己実現の動機で生きたくなる |
(10) |
自己実現や成長動機で生きるようになり、その姿勢や生き方がより良い品質を生み始める |
(11) |
自身の姿勢や生き方によって生み出された品質が認められ、自己肯定感がより高まり、成長サイクルが回り始める |
ざっくりとした内容ですが、上記の成長サイクルが、私の思う「人生×資産」の成功シナリオです。私の会社が、お客様に対して描く成功像(カスタマーサクセス)でもあります。
逆に言えば、この成長サイクルと世代ごとの課題をほったらかしにした結果が、先ほど紹介した医師たちの「声」になるでしょう。
「税金が高いのは気になるけど、忙しくて無策。」 「生活には特に困ってないため、ほったらかし。」 |
このような思いから労働集約型の働きを続けることとなりますが、労働集約型での収入しかないケースだと、「身体の衰えや、これからもこの働き方をこなせるのかが心配」「とは言え、お金や無形資産に働いてもらう仕組みがない」という状況となります。結果として、先のキャリアが見えず不安となり、私のもとへ相談に訪れるくらいの痛みの声になるのです。
あらゆる相談を受ける中で、初対面の医師の方とお話させていただいて感じることは、「全体的に上手くいっていない」ということや、「特定の問題が上手くいっていないことは認識しているという段階の方が多い」ということです。
これらの状況のことを、私は「ネガティブな感情を味わっているステージ」と呼んでいます。あらゆる問題があるために、医師の方の中には、不安や怒り、失望、孤独感などのさまざまな感情を味わっているためです。
中には、ネガティブな感情が強いあまり、お話しても前向きになれないという医師の方も稀にいらっしゃいます。しかし、多くの方は最初のセッションで考えを整理して問題に気づき、目の前の現実に対して「最善に向かう」という心のスイッチを入れ始めます。
3. 【30代~60代】ライフサイクル上の課題解決策
当コラムですべてをお伝えするのは限界があるため簡単に表現すると、30代~60代の医師の方がライフサイクル上の課題を解決するためには、下の図のように働き方・考え方を転換することが最上の策と言えます。
● 労働集約型 → 資産集約型 ● 自己犠牲 → 自己実現 |
労働集約型から資産集約型に、そして自己犠牲から自己実現に転換すれば、起こり得るさまざまな課題を解決することは困難ではなくなるでしょう。
しかし、働き方や考え方を転換するためには、ライフスタイルの見直しも重要です。間違ったライフスタイルのままでは、上手に転換することができません。
3-1. 間違ったライフスタイルとは?
医師の方にありがちな問題の背景には、下記3つが挙げられます。
● 年収の割に、お金が貯まっていない ● 仕事の責任や価値の割には、手元に残るお金が少ない ● 先のキャリアが見えていない |
そして、これらの背景が発生する原因は、下記3つの生活スタイルにあります。
● 課せられた税金を、そのまま納めている(無策な状態) ● お金に働いてもらう仕組みのノウハウを知らない ● 貯金は「貯めるだけ」でほったらかし |
1つでも当てはまっている場合は、今すぐ変えましょう。どのように節税すべきか、資産をどう運用すべきかに悩んでいる医師の方は、ぜひインベストメントパートナーズへご相談ください。
まとめ
私たちのメソッドで、人生において大切なことと資産管理が繋がり、生き方や人生が変わったという事例は数多くあります。
インベストメントパートナーズの公式YouTubeチャンネルでは、「資産の検討を通じて人生における大切なことを発見し、これまでの人生の優先順位や生き方が変わった」という実話をもとにしたドラマをアップしています。
このように、生き方さえも変わるこのプログラムの価値を多くの人に知ってほしいという願いを込めて、役者さんもオーディションを行い決めました。撮影場所の歯科医院は、実際の医院です。理念をご理解いただき、撮影協力をいただきました。
インベストメントパートナーズでは、医師の方のお金に関するご相談や、適切な資産運用のアドバイスを行っております。ぜひ、一人ひとりの前向きな人生への一歩をお手伝いさせていただけたらと思っています。
インベストメントパートナーズでは、資産形成に関するプロジェクトセミナーも無料受付中です。あわせてご覧いただけますと幸いです。
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【関連リンク】
「資産運用×資産管理のことで、まだ、解決できていない人に、最初に伝いたいコト」
「人生と資産管理の環境を整えて、もう悩みを終わらせませんか?」
「資産運用、資産形成、資産管理、どれをやればいいの?」
「自分自身の可能性/人生/価値を信じ、富と夢が繋がった人々の人生を資産形成の持つ力で実現し、幸福溢れる社会をつくる。」〈ビジョン策定プロジェクトから拾った言葉たちより〉
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