事業の方向性や目指すべきビジョンについて考えてると、人の成長と、役割の理解、持ち場意識の責任感が、どうしても必要になってくる。

人事評価制度という表現は、なんかドライな感じであまり良い印象がない。

こういう表現はあまり好きじゃない。

だから、評価というより、人が成長していく道筋を明確にして、ステップをつくる。

会社がどんな人材になっていってほしいのか？

評価の基準や、良し悪しを提示することで、

「自分が会社から評価されているかわからない・・・」

「成長が実感できない・・・」

という理由で余計な不安や、自信喪失を無くしたいという思いがある。

ある調査では、人が会社を辞める理由の大きな１つとして、

「この会社にいて、自分の成長が本当にできるのか・・・？自信が持てない・・・」

コレを無くしたい！

社会人として、人間として、そして、経済力を身につけて自立できる実力をつける。生きていくことに自信を持てる人材を当社ではつくっていきたいと思う。

世間から、顧客から、会社から、どこへでても恥ずかしくない人間力の育成、その育成に会社がバックアップしていくことが大事と思い、このような考えにいきついた。

では、この評価基準が、自社でしか通用しないものでは意味がない。

どんな会社からもこんな人材が欲しい！

顧客から、こんな人と付き合いたい！

後輩や若い世代からこんな人になりたい！

そのように思われるための成長プロセスを段階ごとに設定し、その段階に応じた誠実な評価をすることが大事だと思う。

このようなことを考えたら

・目標達成能力を高めるビジネス的なコミュニケーション能力の段階的ステップ

このスキルを身に付けることで、経済力の向上は期待できる。人の感情や背景を読み取り、ニーズやウォンツを見つけ、的確な提案ができるようになることで、信頼を勝ち取れるし、このスキルはどこの会社も求めていることである。社会人として重要なことだし、このレベルを明確にして、次のステージを用意すること成長を実感できるはずである。

・目標達成に対する意欲と責任感の段階的ステップ

経営者やマネージャーを経験している人なら実感できると思いますが、目標に対して積極的な人がチームにいてくれると、チームは明るくなり、困難にも立ち向かう雰囲気ができる。そして、マネージャークラスの人が、経営感覚を持ち絶対的な責任感を持ってくれると、その事業は成長へと進んでいける。この意欲の強さや責任感の強さにも段階が有り、レベルが当然ある。この意欲・責任感の強い人材は、経営者ならぜひとも欲しいと思う人材であることは間違いない。責任感の強い人材は、周りから信頼され、重要視されるのは当然であり、この段階のステップを用意し、目指すことで成長を実感できるはずである。

・学習姿勢と育成・影響力の段階的ステップ

単純な仕事ではなく、より複雑で高度のレベルの仕事をこなすには学習が必要である。弊社でも、資産運用・投資に対する基礎的知識、投資理論、経済状況に対する知識など、継続的な学習が必要な分野でもあります。真摯な学習に対する姿勢は、顧客から、どんな企業からも、欲しいと思われる人材の重要な要素です。さらには、このような姿勢は、周りに良い影響力を与え学習する文化をつくりがします。マネージャークラスの人なら、この学習する文化を作り出し、育成に対するティーチング、コーチング技能は、どんな企業からも必要とされるスキルです。企業の継続的発展の中心人物にもなりえる貴重な人材です。この段階のステップを用意し、目指すことで、成長を実感できるはずである。

・チーム志向

どんな事業も人とのつながりがあり、協力体制は必要である。そして、チームや組織には、目的があり、そこへ向かうため、試行錯誤します。その継続発展には求心力が必要であり、チームを支える人材の協力が必要である。人が集まる環境には、ルール、文化、役割、持ち場、責任、など複雑な人の営みが存在する。帰属意識を持ち、チームのために熱く燃えれる人材は、経営者、マネージャー経験者なら、わかると思いますが、ぜひとも欲しいと思われる人材です。マネージャークラスなら、人が育つ環境をつくれる人材、人がイキイキとできる雰囲気をつくれる人材、求心力をつくれる人材、人を巻き込む力がある人材は、どんな企業からも必要とされる人材です。この段階のステップを用意し、目指すことで、成長を実感できるはずである。

このような能力を身に付けることができれば、自信を持てるし、経済力も身に付けることができるはずです。

現在は自分がどこのレベルにいて、次のレベルはどんなモノで、それに対する会社の評価はどんなモノで、その先に何があるのか？このようなことを明確にしていく。

成長が実感できる。

自信が持てる。

どこへ出ても胸を張って、自信が持てる。

人材育成の方向性を示していきたい。

その結果が、事業の継続的発展に繋がっていくんだと思います。

未熟な経営者ではあると思うが、みんなが幸せに人生を共に過ごせるように、環境づくりには力を入れていきたい。

なにかの縁があって出合った、大切な仲間だから、

更なる精進をします。信じてください！！

月末、最後まで頑張ろう！！