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価値観が変わろうとしている?

価値観が変わろうとしている?


 時事問題を書くのは好きじゃありませんが、今日の日経の一面は、「市場 動揺収まらず」


 同夕刊では、「世界株安止まらず」



 こんな見出しが出ている。



 米国債の格下げと、欧州の財政不安で、投資が消極的になっているようです。


 

 朝倉慶氏の金融講座 に、怖い内容が書かれていて、今日の日経の記事に、朝倉氏の意見が妙に説得力を、感じるように思いました。



 わかりやすく書いておられたのですが、一部引用しながら、紹介してみます。




~以下引用~


逆ニクソンショック
(金本位制への回帰)


これから金本位制導入が始まる!?



 米国内、ないしはメキシコからきな臭い動きが出てきました。どうも金本位制の導入に備えた準備が始まってきた模様です。・・・・・


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かつて金本位制を放棄した理由は?


 では1971年、時の米国大統領、ニクソンはなぜ、いきなり金本位制を放棄して、ドルと金の交換停止という乱暴な政策を一方的に発表したのでしょうか?


 世界中の人達からみると余りに身勝手で横暴だと思いませんか? 今までは金とリンクしていたドルを一方的に制度を変えて、金との交換を停止して、ドルを勝手に印刷するというのですよ? 



 どの国とも相談することなく、1971年8月15日に突如、発表されて、翌日からその体制になったのですから驚きでしょう!・・・・・


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 ・・・・しかし当時は金本位制の下にあったので、マネーを刷ることができないわけです。


 下手にマネーを刷れば、危ないと思った世界中の国々が手に入れたドルを即座に安全な金に換えようと米国に殺到してあっという間に米国内の金は枯渇してしまいます。


 このような金本位制の下では放漫財政は許されませんから、勢い、今のギリシアのように泣くなく健全財政を目指そうとするわけです。


 当時、あの米国がですよ、公務員給料を凍結したり、それでも収まらないインフレに対しては物価統制令などを行ったのですから驚きです。・・・・・


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 当時の米国も同じで金本位制の下で異様な緊縮財政を強いられたのです。


 悲劇的なことにあの米国が幾ら緊縮財政をしても経済は良くなるはずもありません。


 一向に上向かない経済に世界各国は懸念を抱き、次々と米国にドルを持ち込んでは金との交換を始めたというわけです。

 この袋小路に陥った米国経済の状況に風穴を開けるためには、革命的な変化が必要でした。


 世界の誰も考え付かないような、しかもどこの国にも気付かれずに、突如、システムを変える必要があったのです。


 そしてウルトラCの登場、金本位制の放棄です。


 ニクソンの突如の発表によって、米国は一気に世界のシステムを変え、ドルを幾らでも印刷できる状況を作り出し、有無を言わせず、世界を従わせたのでした。




~引用終わり~



 金本位制という制度に限界がきて、金本位制の放棄という新しい制度へ、突如、変更が行なわれました。



 制度の限界


 氏の意見もありますが、アメリカ、欧米、日本、共に莫大な財政赤字を抱え、借金の上で成り立っていた世界経済。


 リーマンショックもサブプライムも、借金が大きな問題となり、限界点で大きく弾けてしまいました。


 今度は、国家の借金問題がデフォルトするのでしょうか?


 あまり考えたくないことですが、そして、「やっぱり放漫財政はだめだ!!」「金と通貨を連動させて、新しい体制でやろう!!」「今までの通貨は、大暴落!!」。



 怖いな~



 ゴールドと不動産という実物資産が、再度、見直されるべきです。

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