資産形成実践プロジェクトの原案
『資産形成実践プロジェクト』
原案となった思考はこのブログの記事から影響を受けていたりします。
加筆して再更新します。
ちなみに・・・めちゃくちゃ長いです。最後まで読めたらすごいです(笑)
資産形成の世界に立ちはだかる 『壁』
数多い方の、資産形成計画を作成してきました。
本当に、はじめての人で、 「何から手を付け、、、どう考えていけば、、、全くわからない。。。」 という人から、
増資計画の見直しや、ビジョンの追加や変更など、ある程度、資産運用・投資経験のある人まで、相当の数をこなしています。
はじめての人と、投資経験のある人では、
「どこが違うのか?」
「どうすれば、投資経験がある人のように考えれるか?」
このようなこといつも考えていました。
これまでも、アウトプットは、このブログでもしてきましたが、ここまで踏み込んだ記事は書けませんでした。
ブログでは、 「ややこしい話を読んでくれない。」 という教えもありました。
でも、 「いいや」 と自己満足で書き出したのが始まりです。
まず、投資経験ありの人と、無い人の大きな違いは、当たり前かもしれませんが、 「経験」 が違います。
これは、文章にすれば、くだらなく伝わりますが、大きなことです。
はじめての経験の場面では、
「わからないことが、、、わからないんです。。。」
日本語がおかしいかもしれませんが、判断基準が無いんです。
資産運用・投資を考える時、必ず判断があります。
「投資をするorしない、、、するならいくら?どこに?。。。運用や管理は?、、、」 などなど、判断の連続です。
これを投資経験のある人なら、判断基準があるため、自分で判断を重ねていきます。
慣れてない人なら、私達のようなコンサルタントが、一緒に考えながら基準を明確にして、最終的には自分で決めます。
でも、そもそも、判断基準が全く無い人と、ぼやけている人では、全くアプローチが違うんです。
よくあるのが、判断基準の無い人に、商品やサービスのメリットだけを伝え、売ってしまう。
私からすれば、許せない行為です。
でも、最近では、そのような方法は通用しません。
なぜなら、人間の防衛本能に、 「わからないことを避ける」 ということがありますが、
日本の場合は特に、不景気や年金不安などで、より一層、防衛本能が強くなっているからです。
「じゃ!!もっとインパクトのあるメリットを伝えて、防衛本能に打ち勝とう!!」
完全に方向性がずれていますよね。
「未知の壁」 は、特に資産形成という、一般的に認知度が低い業種の場合で、その上、はじめて考える人なら、非常に苦労することになります。
この場面で、大事なことは、資産形成の価値観を、まずは心の中に 「つくる」 ことからはじめるべきです。
例えば、「家」 を建てようと思えば、まず、 「どんな家にするか?」 という、間取りを考えて、 「プラン」 を作ります。
さらには、細かく言うと、建築の先生に構造計算をしてもらい、建築基準法など 法令 を守り、プランに基づいた 「設計図」 を作るはずです。
みなさんも、 「家」 を建てる・・・少し想像してみてください。
2階建ての戸建てで、立派な佇まいですかね。
それとも、3階建てで、ワンフロア全てをリビングにして、広々した家ですか?
マンションをイメージした人もおられると思います。
このように、予算や立地などには、制約はあるにしろ、 「家」 に対しても、様々なイメージはあると思います。
そして、心の中で描いたイメージは、「どこかで」「何らか」の情報を見て、自分の中で 『「家」とは・・・こんなのがいい。』 という価値観ができているのです。
それは、子供の時に過ごした実家を基準にして感じているのか・・・今のマイホームを基準にして、生まれた価値観なのか・・・
モデルルームや、ハウスメーカーのカタログか・・・友達の家かもしれません。
「家」 というのは、当たり前かもしれませんが、認知度が高く、必要性も高いので、誰もが、 「家」 を想像できますし、ほとんどの人が、自分の価値観を持っています。
では、資産形成となると、「家」のように、価値観を持っているかどうか?
大半の人が、「ない」といえる状況なのです。
コレが 「未知の壁」 は大きな原因の1つです。
価値観が無いとどうなるか?
価値観が無いとどうなるかというと、人は、一般的なモノを選ぶ傾向にあります。
同じ間取りに、同じ家を大量生産された「家」・・・
資産形成でも、一般的な「積み立て保険・・・」「信託・・・」「インターネットで株等の取引・・・」
でも、この判断って、価値観に基づいた判断ではないですよね。
かしこい方は、もうお気づきでしょうけど、まず、やることは、「家」なら、「家づくりの価値観」をつくること。
資産形成も同じで、まずは、「価値観づくり」からなのです。
この 「未知の壁」 の大きな原因の1つは、あなたの心の中に価値観が無いことが、大きな壁となっています。
その記事が、「資産形成の価値観を、まずは心の中に 「つくる」 こと。 」です。
良質なサービスを打ち出している企業では、 「未知の壁の打破」 は、差別化のチャンスとして、インベストメントパートナーズでも、力を入れてきました。
その記事が、30~40代のはじめて資産形成を考える時の第一の壁『未知の壁』 です。
まずは、 「未知の壁」 の存在を理解し、はじめて資産形成を考える人にも、合理的な判断をしてもらうプロセスを、
投資経験10年以上の投資家の思考から分析し、 「体系的な考え方」、または、 「フレームワーク思考」 として、問題提起しました。
それが、30~40代の資産形成「0から1の場面で、どんな思考プロセスが必要か?」 です。
「フレームワーク思考」
記事内でも度々、登場した言葉ですけど、 「フレームワーク思考」 を、私は、言葉を変え、 「思考の型」 もしくは、 「考える順番」 と、記事内で表現しました。
そして、この 「思考の型」 に順番をつけて、 「考える順番」 を提示しました。
思考に順番をつけることによって、体験?を意識しました。
どうゆうことかというと、わかりにくいイメージかもしれませんが、
「整理された思考プロセスを体験すれば、無意識に資産運用リテラシーが上がっている。。。」 というカンジで、理解してほしかったのです。
記憶に頼った学習では、資産運用や投資の力は伸びません。
机上の理論ではなく、経験に基づいた学習を、はじめてしまう前に、できるだけリアルに学習してもらうには、最適なのが 疑似体験 です。
だから、私はクライアント様と共に、 「思考の順番」 を一緒に考え、一緒に参加するよう意識し、このプロセスも、疑似体験してもらうためには、どうしたらいいか?を考えて組み立てました。
そして、提示したのが。。。
1番の型・・・ブレーンストーミング
2番の型・・・ベンチマーキング
3番の型・・・SWOT分析
このような、 「思考の型」 を提示しました。
そして、記事が資産運用・投資のフレームワーク・思考の型での、「基本1番」は、なにか? と、はじめての資産形成を考える時のフレームワークとは? です。
2回に分かれたのは、会食の約束で、中断されたからです(笑)
改ブレーンストミング
前述の記事では、ブレーンストーミングというキーワードをあげました。
ブレーンストーミングを、表現として選んだのは、共に考えるという印象があるからです。
資産形成や運用・投資というのは、ほとんどの場合、1人で考えます。
当然、人によって描くイメージは、それぞれです。
ただ、1人で考えると、描くイメージは、自分のレベルや範囲でしか描けないのがネックです。
「職業」「年収」「年齢」「性格」「好み」「環境」・・・・これらによって、人は影響され自分の価値観を持ちます。
では、この人がそれぞれ持っている価値観を融合したらどうなるか?
それが、改ブレーンストーミングなのです。
あなたにも、一度、試していただきたいんですが、
「未来、どこで?どのように?いつごろから?どんな?生活を創るか?」
このような議題で、ぜひ、職場でブレーンストーミングをしてみてください。
様々な意見や夢、ビジョン、計画など、あなたの価値観には、なかった発想をする人は必ずいます。
では、それが、年収3000万円の集まり5人でしたらどうか?
では、同じオーナー経営者、5人でしたらどうなるか?
では、自分より、年齢も収入も経験も、高い人達5人でしたらどうなるか?
とても有意義な、時間を過ごすことになるはずです。
飲み会なので、経営者同士集まって、夢やビジョンの話はするかもしれませんが、途中で、グダグダになって記憶も曖昧になります(笑)
これを、司会進行をつけてまじめにやるのです。
しかも、先駆者の方々の意見や計画と共にやるのです。効果は絶大です。
そして、このブレーンストーミングの「意見」「夢」「ビジョン」「計画」を、具体的に数値化し、分析していくのが、ベンチマーキングという手法です。
記事が、世界一流も実践している「資産形成・投資コンサル会社」のフレームワーク思考 です。
ベンチマーキング
コンサルティング会社の実力を測るとき、データーベース(記事内ではアイディア帳と表現しました)の「量」「質」が大きく要素になります。
ベンチマークとは、目標をできるだけ具体的に把握して行動していくという意味があります。
そこで、大事なのが目標となる事例がないと、ベンチマークできないということです。
これは、例えば、スポーツでもそうですが、強豪校といわれる学校があると思います。いつも、全国大会や甲子園に出場している学校です。
これは、一流を知っているため、どれくらい練習が必要か?や、どのくらいの技術が必要か?など、ベンチマークできる材料がチーム内に揃っていたりします。
選手は、このベンチマークを具体的に把握し、具体的な練習を重ねて、目指すカタチに近づいていくのです。
ベンチマーキングの着目点
スポーツの事例を出しましたので、スポーツで続けます(笑)
しなやかにスマートに、普通に見えるスイング、でも、着目点をを意識すると、体重移動や下半身の使い方、フォロースイングなど、見所をはたくさんあったりします。
一般的には、企業の経営戦略で使用されるベンチマーキングの手法、工程や効率を、成功企業を模範にし、成功のポイントに着目します。
着目点が重要です。そのあたりを書いた記事が資産運用成功者から学ぶ「ベンチマーキング」の手法 です。
ベンチマーキングの着目点を考えた場合。。。
例えば、企業なら、どこに着目するか?その企業の中でも、「工場」「サービス業」「IT関連」・・・多種多様ですので、業種によって着目点は変わります。
スポーツでもそうですが、さらにいえば、例えば、同じサッカーでも、フォワード、ディフェンダーでは、着目点も違います。
企業でも、営業や技術など、部署によって変わります。
では、個人の資産形成の場合はどうなるか?
これは先ほどの「企業」「スポーツ」の例と同様に、まず、あなたのポジションをきめないといけません。
フォワードかディフェンダーか?次にどんな選手を目指すか?ざっくりとしたイメージは、こんなカンジです。
このような例を参考して、個人の資産形成の場合の説明をします。
まず。。。「どんな資産形成を望むか?」「どんな投資家をベンチマークするか?」を決めますが、はじめて資産形成を考える人には、ピンときません。
ゆっくり説明していきます。
まず、「どんな資産形成を望むか?」ですが。。。
そこで、投資家にも、いろいろな種類の投資家がいてることを知ってください。
「富豪系」 「法人系」 「相場・トレード系」 「相場・長期系」 「地主系」 「ファンド系」 「海外系」・・・
まだ、あると思いますが、多種多様です。
「富豪系」 は、はじめて資産形成を考える人が目指すものではありません。先祖代々の資産を力に、特別待遇で資産運用をしています。
次に 「法人系」 は、主に従業員の年金運用など、法人の大きな資金の運用をしてますので、そもそも、ステージが違います。
好きな 「系」 を選べばいいですが、ただ、選んだ 「系」 によって、必要とする 「スキル」 「拘束時間」 「求められる素質」 など、スポーツと同様に違いがでてきます。
この 「系」 を上手く選ぶには、 「投資スタイルの発見と除外」 をしていくことになります。
どういうことかというと・・・・・
自分の 「性格」 や 「好み」 に 「できること」、 「続けられそうなこと」、 「できないこと」 など・・・
そして、 「投資や資産形成をして、何を目指すのか?」 という 「目的」 や 「ビジョン」 、自分という存在にスポットを当てて、自分のスタイルを決めていくのです。
ただここで注意すべき重要のことがあります。
ほとんどの場合、この好みや価値観は、自分の都合の良い解釈がされています。
無意識に 「ローリスク・ハイリターン」 を望んでいたり、 「少ない投資金で、大きな成果」 を求めていたりと、現実の資産運用の世界ではありえない願望を持っていたりします。
このゆがみを、正すプロセスが、「考えるべき要因を明確にする」です。
価値判断のゆがみ
このゆがみを実感するケースとして、マイホーム購入の場面では多く見られます。
自宅購入を事例にだせば、資産形成よりも身近でしょうから、少しはわかりやすいと思います。
例えば、マイホーム選びでの考えるべき要因とは、「価格」「場所」「環境」「広さ」「新しさ」「グレード」が考えられることであり、それぞれの要因に対しての判断基準を持つことが大事です。
これら要因は、全て連動しているため、全ての要因に対して最高級を望むと、最高級の価格が設定されることになります。
価格に限界があるなら、「妥協できるところ・・・絶対に譲れないところ・・・」など明確していき、優先順位をつけることになるはずです。
価格を軸にして決めるのか?場所を軸にして選ぶのか?広さから判断するか?何を大切にして、何を優先したいのかを決めていくプロセスが必要なのです。
このような思考は、資産形成でも同じものだと考えてください。
では、資産形成検討の場面では、どのような考えるべき要因があるか?
順に出していきます。
1.「資金・投資金額」
2.「目指すべきビジョン・目標・グレード」
3.「関与・手間」
4.「リスク許容度」
5.「現在のリスク」
6.「運用期間」
これらは、全て連動して影響をしあっています。
「手間・関与」は、関与し手間をかけて資産運用に関わると、利回りや運用効果を高めることができます。
例としては、トレード系や、相場系で、常に市場を意識して、的確に判断を重ねていくと年利はよくなります。
逆に、投資一任契約のラップ口座や、投資信託は手数料を払うため、年利は、自分で株売買をするより少なくなります。
つまり、どのくらいの「関与・手間」にするのか?という自分の判断が必要になるのです。
同じように、1.「資金・投資金額」は、2.「目指すべきビジョン・目標・グレード」と、大きく連動します。
投資とは、手に入れたいものを手に入れるために使うお金です。
つまり目指すビジョンの規模やグレードと、それを得るために投資するお金が、連動するのは当然です。
このように、1つ1つの考えるべき要因に対しての判断が必要です。
連動する要素と比較して、自分らしいオーダーメイドを組んでいくのです。
この考え方は、賃貸マンション選び、就職活動など、あらゆる場面で出てきます。
「広い部屋で、駅に近い物件で、しかも都心がいい!」この希望には、家賃は高くするか、もしくは、古い物件を選ぶか、このような判断が必要なのと同じです。
「給料が高く、休日も多く、福利厚生も良いところがいい!!」この希望には、職業的な高い能力が必要になるはずです。
この当たりの判断をしていくためのフレーワーク思考について書いたのが、資産形成を成功思考法・・・考えるべき要因を特定し明確にする です。
ブログのジャンルでも、トレード系の資産運用と、このブログみたいに長期の目的実現の資産運用とでは、書かれている内容は、全く違うはずです。
選ぶポジションによって変わるんです。
次に「どんな投資家をベンチマークするか?」ですが、ここでは、最も大切な事だけお伝えします。
それは、
資産運用成功者から学ぶ「ベンチマーキング」の手法 の引用ですが、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人生の前提です。
人間であるという原則を考えた場合、
1.「人は老い、いつかは死にます。」
2.「家族を持ち、子供を育て養います。」
3.「日本国内では、収入に対して納税します。」
大きな縛りで見れば、この3つは大抵の場合、着目しないといけません。
カンタン言うと「年金」「保険」「税金」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記の大前提を無視した資産形成は、必ず破綻します。
税金無視で行なえば、法律違反ですし、いつまでも健康であることを前提にしていますと、病気で破綻します。
家族の成長に合わせたリスク対策をしなければ、最悪、家族に苦労をかけることになります。
さらには、上記は大前提とし、どうせ「モデル」としとて参考にするなら、幸せに悠々自適な暮らしをしている先駆者を、ベンチマーキングしてほしいと思うのです。
幸せや悠々自適には好みや価値観が多様なので、一般的に最低限の条件・要因を挙げておきます。
幸せな成功投資家は、3つの要因を満たしています。
1.自分の時間の確保
2.安定的な資産収入
3.そこそこの現金
私は、資産運用・投資コンサルティング会社を経営しています。当然、成功者といわれている投資家ともお会いしています。
深くお話する機会も、資産状況も把握させていただいています。
私なりに彼らをベンチマーキングするとこのような要因を発見できます。
シンプルにゲームのように表現すると、
前述の人生の前提が、スポーツの世界では、ルールです。
そして、成功の3つの要因が勝利条件です。
このように、資産形成を考える時には、「考えるべき要因」というのが存在しており、その当たりの記事が※頭を使いながら読まないとわかりません。フレームワーク思考「基本3番の型」 です。
めちゃくちゃ長い更新記事にしました。
最後まで、読んでくれた人がどれくらいいるのか?楽しみです(笑)
原案となった思いと、改善と、ミックスして加筆してみました。