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「医師を辞めたい」と思う7つの理由|考え直すべきこと・主な対処法も

医師の仕事は責任が重く、夜勤続きで働くなど激務になることもあります。現役の医師として働く中で、「医師を辞めたい」と思ってしまう方は多いのではないでしょうか。
医師を辞めたくなる背景には、いくつかの共通する理由があります。本当に医師を辞めるかどうかで悩んでいる方は、自分が医師を辞めたいと思う理由を明確にして、対処を考えてみましょう。
今回は「医師を辞めたい」と思う主な理由を中心に、辞める前に考えたいポイントと、具体的な対処法を解説します。
 
 
目次
 
1. 「医師を辞めたい」と思う主な理由7つ
1-1. 日々の激務で体がもたない
1-2. ワークライフバランスがとれない
1-3. コロナをはじめとした感染症の対応が辛い
1-4. 患者さんを助けられなかった
1-5. 人間関係がうまくいかない
1-6. 医局人事から告げられる転勤が辛い
1-7. 勤務先の給与・待遇面に不満がある
2. 「医師を辞めたい」と思ったときに考え直すべきポイント
3. 「医師を辞めたい」と感じたときの主な対処法
 
まとめ

1. 「医師を辞めたい」と思う主な理由7つ


医師は患者さんの身体的・精神的な健康に貢献する仕事であるものの、医師自身は仕事による身体的・精神的ストレスを受けやすいことが特徴です。仕事が原因で、「医師を辞めたい」と感じたことのある医師は意外と多くいます。
ここからは、「医師を辞めたい」と思う7つの理由を挙げて、なぜ医師を辞めたくなるかを説明します。

1-1. 日々の激務で体がもたない

1人の医師が受け持つ仕事量は非常に多く、勤務時間で計算すると過労死ラインを超える方が多くいます。日々の激務で体がもたないことが、医師を辞めたくなる理由の1つ目です。
医師の勤務先・診療科によっては土日にも出勤する必要があったり、月に数回の宿直があったりするケースもあります。オンコールに備えて常に気を張っていて、睡眠時間を十分に取れない方も多いでしょう。
激務に体力や精神を削られて、今のままだと体を壊してしまうと自覚したときに、「医師を辞めたい」と思うようになります。

1-2. ワークライフバランスがとれない

仕事が激務である医師は、ワークライフバランスがとれません。毎日のように残業があり、休日出勤も当たり前という働き方になって、自分の時間や家族と過ごす時間が持てなくなります。
ワークライフバランスをとることは、精神衛生を健全に保つ上で重要です。家庭と仕事の両立ができなくなると精神的な余裕がなくなり、仕事でミスをする可能性があります。
ワークライフバランスをとるには「医師という仕事を変えなければならない」と考えるようになることが、「医師を辞めたい」と思う理由です。

1-3. コロナをはじめとした感染症の対応が辛い

2019年末から始まった新型コロナウイルス感染症の流行により、医療現場は切迫した状況に置かれました。通常の業務に加えて感染症対応が必要となり、医師の長時間労働や今までにない病床不足・人手不足が問題となっています。
また、感染症対応をする医師・看護師への不当な差別も発生しました。
2023年現在はアフターコロナに向かっているものの、今後また世界中を脅かすパンデミックが新たに発生する可能性はゼロではありません。コロナをはじめとした感染症の対応が辛く、心身ともに疲弊して「医師を辞めたい」と思う医師は多くなっています。

1-4. 患者さんを助けられなかった

医師が正しい治療を選択し、難しい手術を成功させたとしても、病気の進行度・重症度によっては患者さんを助けられないケースがあります。手を尽くしたにもかかわらず患者さんを助けられなかったことに大きな責任や無力さを感じて、「医師を辞めたい」と思ってしまう方は多いでしょう。
また、助けられなかった患者さんの家族から恨みをぶつけられたり、訴訟されたりするケースもあります。人命に大きくかかわる医師の仕事は重圧やストレスが大きく、精神的な負担がかかりやすい点も、医師を辞めたくなる理由の1つです。

1-5. 人間関係がうまくいかない

医療現場には患者さんはもちろん、同じ医師や看護師、医療技術職など多くの人間関係が存在します。職場の人間関係はどのような職業であっても働く上での問題となりやすく、医師も人間関係がうまくいかずに「辞めたい」と思うことはあるものです。
人間関係がうまくいかない例を挙げると、医師の間に派閥があって、他の医師との交流が困難であるケースがあります。毎日の業務だけでも大変なうえ、職場の派閥や上下関係までも意識していてはストレスを溜め込んでしまうでしょう。
また、チーム医療で活躍する医師は、人間関係を良好に保っていないとスムーズな医療の提供ができません。人間関係の問題が失敗やミスにつながる可能性もあります。

1-6. 医局人事から告げられる転勤が辛い

医局所属の医師は、医局人事によって2~3年ごとに異動をします。グループ病院など規模の大きい病院であれば、遠方の病院への転居を伴う転勤を命じられるケースもあるでしょう。
転勤は生活環境が大きく変わるため、腰を落ち着けて生活することができません。配偶者や子どもの生活にもかかわる問題であり、家庭内のトラブルを招く可能性もあります。
医局所属の医師にとって、医局人事による異動命令を拒むのは困難です。転勤をしなくてもいい働き方を考えた結果、「医師を辞めたい」と思うようになります。

1-7. 勤務先の給与・待遇面に不満がある

医師は高収入の職業として知られているものの、仕事の大変さに釣り合うほどの収入が得られる方ばかりではありません。仕事が激務である点や、人命を預かる責任の重さを考慮すると、勤務先の給与・待遇面が不満となって「医師をやめたい」と思うようになります。
また、大学病院で働く若手医師の中には、勉強の名目や医局の都合によって無給で働く「無給医」の方もいます。医師の仕事に夢を抱いていたものの、無給で働かせられる現実を目の当たりにして、「医師を辞めたい」と感じる方も多くいるでしょう。

2. 「医師を辞めたい」と思ったときに考え直すべきポイント



「医師を辞めたい」と思ったときには、下記の3つのポイントで「本当に医師を辞めて後悔しないか」を考え直してみましょう。

責任が重い分、やりがいがある
医師は人命を預かる責任の重さがある分、「医師にしかできない」というやりがいもある仕事です。治療によって患者さんが回復し、感謝の言葉をいただいたときに「医師になってよかった」と実感できます。
 
高収入で安定性もある
医師は一般的な職業よりも高収入で、収入の安定性もあります。医師から他の職業へと転職したとき、収入が極端に下がって「辞めなければよかった」と後悔する可能性があるでしょう。
 
あらゆる働き方がある
医師が活躍できる職場は病院やクリニック以外にも、研究機関・教育機関・企業・介護施設など数多くあります。病院やクリニックを選ぶ場合も自分に合う診療科を選ぶことが可能です。将来的には経営に参加したり、独立開業したりと、医師にはあらゆる働き方があります。

3. 「医師を辞めたい」と感じたときの主な対処法


医師の仕事には多くの魅力があるものの、仕事の辛さに耐えられない方もいるでしょう。
最後に、「医師を辞めたい」と感じたときの対処法を3つ紹介します。
対処法(1)転職する
転職することで現在の職場環境から離れ、新しい職場で心機一転できます。
転職するときは、「他の病院・診療科に転職する」か、「医師を完全に辞めて他の職業を選ぶ」かを考えましょう。「医師を辞めたい」と思っていても、他の病院・診療科に医師として転職すれば問題を解決できる可能性があります。
医師を完全に辞める場合は、医師として働いた経験・知識を活かせる職業を選ぶことがおすすめです。
対処法(2)非常勤・スポット勤務にする
仕事の大変さやワークライフバランスのとれなさに悩んでいる方は、非常勤・スポット勤務の働き方を検討してみましょう。
非常勤・スポット勤務は常勤よりも勤務時間が短く、残業の心配もありません。医師の非常勤・スポット勤務は、働き方によっては常勤よりも高収入を期待できる可能性もあります。
対処法(3)開業する
医師として十分な経験を積んでいる方は、独立開業もおすすめの選択肢です。
開業すると、自分の好きな診療科目・治療方針のクリニックを立ち上げて働くことができます。職場の人間関係や給与・待遇に悩む必要がなくなり、ワークライフバランスもとりやすい点が魅力です。

まとめ

医師の仕事は激務であり、「医師を辞めたい」と思う医師の方は少なくありません。医師を辞めたいと思った方は、紹介した7つの理由を参考に、自分が何に悩んでいるかを把握しましょう。
医師の仕事には医師ならではの魅力があり、医師という職業そのものを辞めると後悔する可能性があります。「医師を辞めたい」と感じたときには、転職や非常勤・スポット勤務への切り替え、そして独立開業も視野に入れて、後悔が少ない選択をしてください。

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