例えば、駅前の大通りや交差点に、賃貸不動産屋さんをよく見かける。

　ひどいところには、大手が同じ通りや交差点に並んでお店を出し合っています。

　不思議な光景だと思います。

　店舗型の保険ショップも増えてきたけど、賃貸不動産屋さんほどない。

　店舗は、基本プル型営業です。ようは待ちの姿勢が基本です。

　業種に対して世間の認知度がないと来店しません。

　「部屋を探そうと思ったら、店舗型の賃貸屋さんに行く。」という「あり方」や「スタイル」。

　こんなスタイルが確立されているから成り立つ。

　最近は、このあり方を、「インターネットで部屋は見つける。」というあり方を作り出そうとしている会社さんもある。

　「ペットと過ごす。」あり方。

　「ジムに通う。」あり方。

　「セカンドハウスを持って、通勤の便利なところで平日を過ごす。」あり方。

　「語学勉強にシェアハウスに住む。」あり方。

　「一家に1人、ファイナンシャルプランナーを顧問で雇う。」あり方。

　「古家をリノベーションして、分譲住宅のように、間取りやハコにあわせて住むのではなく、ハコを作る。」というあり方。

　いろんな「あり方」や「スタイル」に認知度があり、ニーズによって市場規模がある。

　認知度が確立した市場に入るのか、それとも、認知度が低い市場で、新しい「あり方」や「スタイル」を示し、認知度を上げる努力をするのかは、その会社の戦略しだい。

　私も、この日本に微力ながら、新しい「あり方」や「スタイル」を示せるようになりたいと考えています。

　そもそも、日本の高度経済成長期は、「便利な家電に囲まれて快適な生活」に「一家に1台の自家用車」「海外旅行」など、欧米的な、幸せのあり方や豊かさのあり方を、国全体で示され、その方向性が幸せだと、みんなが熱狂的に消費した。

　今、そのあり方が、多様化しているように思います。

　ただ、共通していることが、「人が生きる。」ということ。

　「生き方」に、「そんな生き方っていいね。」という「スタイル」ができて、真似る人が増えて、それが市場になってきた。

　私は、日本に、もっと「インベストメント・投資」というものを身近にしていくあり方を、作り出していきたいと考えます。

　個人の金融資産が１400兆円、デフレがもう10年以上続いていて、なんとなくの「あり方」は、できてしまっている。

　ただ、これから変化するのは間違いない。

　「フローを生む資産」に投資する。

　「フローだけで、生活支出をまかない、経済的自立をする。」

　「そのようなあり方を、ファイナンシャル・ゴールに設定して、30～40代の世代が、年間余剰金を効果的に作り、運用資金を投資し続ける。」

　「博打じゃない長期ビジョンに基づいた投資スタイルを確立して、一喜一憂しない、理想未来実現型の資産形成を実践できる環境をつくる。」

　こんな「あり方」「スタイル」を作り出し、それを望む方が、弊社に相談できるような体制に持っていきたい。

　今は、認知度を考えて、対人フォロー体制でやっている。

　人が人に対して、丁寧に１つ１つ伝えているやり方です。

　いつか、我々が示す「あり方」がスタンダードになれば、店舗もおもしろいかもしれないね。

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