上限2億円のもたらす行く先とは?
こんにちは
ドクターズライフ安心倶楽部「創」コンシェルジュ 山田 です
今回は私が少し気になった内容がありましたので
それについて調べた内容を書かせて頂きます
皆さんもニュースか何かで聞かれた事のある内容かもしれません。
政府・与党が海外から富裕層を呼び込むため、
所得税の納税額について2億円を上限設定
することについて検討中と報じられていました。
早ければH27年の税制大綱に盛り込んでくるみたいです。
現在は、所得税の最高税率は40%です。
ところが、これは高額所得者の税率が下がってしまうことを
意味します。
どういうことかと申しますと
経営者の立場で考えてみます。
これまで、所得税の最高税率は、法人税率よりも高額でした。 経営者からすれば、自分に役員報酬を払うより、会社の利益
として計上したほうが税額が少なかったのです。
そのため、経営者かつオーナーの場合は、年間報酬を
1000万円程度に設定することが合理的でした。
一方、雇われ社長の場合は、役員報酬は、あくまで会社から
受取るものですから、株主が認める優秀な人材に対しては
高額なケースもあります。
例えばですが、ある年の役員報酬を100億円にしてしまうと、
税率が2%になってしまいます。
これは、会社の会計として、会社に10億円しか資産がなくても、
100億円の役員報酬を設定してしまうことができるんです。
当然、会社には資金がありませんから、毎月社長に10億円
振り込んで、ただちに社長が会社に10億円貸し付けるという
一年間で、会社は帳簿上100億円の赤字を計上し、社長は
たった2億円の納税で、100億円の個人資産を手に入れる事が
できるようになります。
※所得税が上限設定2億円になった場合
※2%の理由は2億÷100億=2%
法人税の計算において、赤字は繰り越すことができます。
すなわち翌期から、その会社は税金を納めなくなってしまい、
社長も貸したお金を返してもらうだけになりますので、翌年から
役員報酬をゼロにしても100億円まで課税なしで手にすることが
可能になってきます。
これからは、雇われ社長だけでなく、オーナー社長も大きな
役員報酬を設定できるようになるかもしれませんね。
驚嘆なケースでは、収益性の落ちた会社で、役員報酬を高額に
設定して、会社資産を全て社長の個人資産として回収した上で、
別会社に投資するという形で資金を移すという事もあり得る事に
なってくるのではないでしょうか?
「海外から富裕層を呼び込む為」といいますが、実際の所は
国内資産家が好き方できてしまうシステムを作ってしまう事に
なりえるかも知れません。
会社に束縛されいたはずの資金が急速に流動性を持つ
可能性が出てくるかもしれませんね。
ドクターズライフ安心倶楽部「創」
0120-43-5410
資産 コンシェルジュ
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