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「世界年金指数」

コンサルティング会社マーサーの「世界年金指数」

 マーサー社とオーストラリア金融研究センターが共同でまとめたものです。


 14ヵ国を調査し、定年退職預金・収入制度など40の指標に基づいて、各国の年金制度の充足性・持続性・完備性を評価しています。

気になる順位は・・・・     ( )内は総合指数

1位 オランダ     (78.3)  2年連続

2位 スイス       (75.3)

3位 スウェーデン  (74.5)

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10位 アメリカ    (57.3)

13位 日本      (42.9)  前年最下位(13ヵ国中13位)

14位 中国      (40.3)  前年5位

 ちなみに、Aランク(総合指数80以上)の国は一つもなかったそうです。

 前年の5位から順位を下げた中国については、年金制度が全ての就業者に浸透していないことも指数の低下に影響しています。

 

 「人民網」の記事によると、中国についての報告は、

「中国の年金制度は比較的整っている。定年退職後の収入制度には基本的集団口座(雇用主負担)と個人負担(被雇用者負担)がある。 年金制度のカバー範囲を拡大し、従業員の賞与への優遇税制などを一層完備すればさらに指数は高まる」


 と指摘されています。



 日本については、年金が早く受け取れることは評価されているようですが、私的年金が老齢期の収入源になっていないことや、個人の貯蓄への優遇税制によるサポートが限られていること、制度の持続性には不安があるようです。


 前年から2年連続1位のオランダでは、最低年金や所得代替率の高さや、年金のポータビリティ、年金資産の充実などが評価されているようです。


 公的年金以外に個人が年金財源を蓄えるための優遇税制の活用がされていることや、受給開始年齢を高くして制度の持続性が考えられている点も評価されているようです。

 


 評価の基準や捉え方などは、多くの考え方があるので、こちらの評価が一概に正しいとは言えないのかもしれませんが・・・・


 公的年金の持続性を確保することと平行して、個人の私的年金作りを応援できる優遇税制などの制度見直しを行って、個人の年金収入を増やし、制度の持続性を高めることが理想的なようです。


 国に変わってもらいたい部分もありますが、まずは自分たちの加入している年金制度を理解し、私的年金もできることから準備し、制度や税制について意思表示できることは行っていくという。。。書いてしまうと当たり前かもしれませんが、出来ていないことから始めていく必要があると思います。


 一人でやることは難しいのであれば、一緒に話のできる人、相談にのってもらえる人を見つけて、年金も自ら作り上げていけるといいですね。



 優秀だった弊社FPの引用です。

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