ウェルスマネージャー語録・・・お金の魔力
こんばんは、資産運用 代表コンサルタントの川口一成です。
先日のブログで少し紹介しましたが、『Bloomberg Wealth Managerに訊く「退職後の資金設計・人生設計」』という本が、おもしろい。
引用で紹介したい。
~引用~
『仕事を辞める、自分の内なる声に耳を傾ける、そして新たなスタートを切る』
Drop out,tune in,recbarge
・・・・・ゆっくりと時間をかけて、これまでやったことはないが、興味のある分野に挑戦してみたことのある人は多くありません。
大学で勉強し、何かを専攻し、そうしなければならないという理由で就職する。
そういう人がほとんどです。
それが35歳か40歳になって突然目覚め「こんなこと、やりたくない」と言い出すんです。
・・・・・お金の魔力が強すぎて、「辞めるわけにはいかない」という圧力が働くからです。
これだけの収入があるのだから、この仕事はとても辞められない、ということになってしまうんですよ・・・・・
みんな「こうすべきだ」だの「こうしなければならない」だのに縛られて、「私は働かなければならない。働かなければ、人にどう思われるだろう?」と考えて生きていますが、こういう固定概念こそが、人を食い殺す怪物なのです。
~引用終わり~
この固定概念の存在は、よくわかります。
人は、お金や経済力に縛られた思考をしています。
この固定概念の解放も、ウェルス・マネージャーの仕事として、この本はとらえているのか?私としては、非常に興味深い。
確かに、理想の資産形成計画の作成するには、
理想の資産形成計画=「理想の未来・企画」×「資本力・投下資金」×「運用期間・継続」×「資産運用リテラシー(知恵)」このような計算式になる。
お金の魔力に縛られたら、理想の未来・企画は描けない。
私の会社でも、コンサルの最初のプロセスは、「価値観の融合」「約束の交換」というように、おおまかな未来の方向性を合意するところからはじまります。
これは、「固定概念の解放」を目的にしているところもあります。
先ほどの引用でも、やりたいことをやっている人少ないという表現がありましたが、私は、アメリカは、もっと自由な発想持つ人が多いと思っていた。
やりたいことやれるように計画するには、そのような計画を立てること。
コンサルティングの立場で、様々のケースを見てきましたが、無知より、思考が縛られる方がタチが悪い。
■はじめて「このブログへ来てくださった方」へのご挨拶・・・川口一成と申します。
<関連記事>