節税・資産運用をはじめる3ステップ|資産運用×資産管理の基本も
納税は国民の義務であり、日本で生きる以上必ず税金を支払わなければなりません。特に、所得の大きい医師はそれだけ多くの税金を納めなければならないうえ、近年の異常とも言える増税ラッシュから、「高い税金を何とかしたい!」と考える方も多いでしょう。
とにかく行動しようと、何らかの方法で節税をする方もいます。資産運用はものによって節税の分野に入りますが、うまく進めてしっかり節税効果を得るためには正しい順番を守らなければなりません。
当コラムでは、高収入の方がおさえるべき財産管理方法、財産基盤の作り方から、節税や資産運用・資産管理をうまく進めていくためのステップまで、分かりやすく紹介します。
目次
1. 資産運用・資産管理を理解するための「公式」
1-1. 【体験談】自己実現と資産運用×資産管理が繋がって人生が大きく好転した事例
2. 節税・資産運用をうまく進めるためのステップ
2-1. ステップ(1)「節税」以外の目的も考える
2-2. ステップ(2)得意なことと資産運用・資産管理を掛け合わせる
2-3. ステップ(3)細かい実現手段を考える
まとめ
1. 資産運用・資産管理を理解するための「公式」
節税や資産運用を進めるためのステップについて解説する前に、まずは資産運用・資産管理に関する基礎的な知識を解説します。
資産運用と資産管理は、いずれも人生のやりたいことを叶える方法であり、かつ自分にとっての自己実現を叶える道具でもあります。しかし、両者にはやや違いがあり、資産運用は「やりたい人生を叶えるために行うもの」であり、資産管理は「資産運用を継続させるための環境」です。
このように考えると、資産運用や資産管理は決して難しいものではありません。それでも、資産運用をうまく行えている方が少ないことには、「知識として記憶しようとしている方が多い」という背景・理由が挙げられます。
資産運用や資産管理は、理想的な人生や自己実現を叶えてくれる仕組み・コトであると認識したときに、はじめて脳にスイッチが入り理解が定着します。単純にお勉強気分で情報を読み込むだけで、十分に理解できるとは言えません。
資産運用や資産管理についての理解を定着させるためには、情報を読み込む・知識を叩き込むよりも前にまずは「自己実現を発見する」ことが大切です。その後、「自己実現を叶える方法としての資産運用」について考えましょう。
この流れは、資産運用を正しく理解するための基本です。
詳しくは下記のコラムでも紹介しているため、ぜひあわせて参考にしてください。
資産運用×資産管理のことで、まだ、解決できていない人に、最初に伝いたいコト
自己実現が正しく発見でき、かつそれが自分の得意なことやヒストリー(人生の歴史)、さらに情熱と重なったとき、はじめて人生の使命のようなビジョンが見えてきます。
とは言え、ビジョンが見えるだけでは、まったくもって意味がありません。ビジョンを実現するためには、エンジンが必要です。このエンジンとして、資産運用と資産管理をうまく掛け合わせられれば、人生は急激に好転するでしょう。
自分の情熱と得意なことやヒストリーと繋がれば、それは天職となり、良い無限ループに入ります。
● 自分の自己実現について探索する
● その分野で人を喜ばせる
● 自分が築いた資産が後押しし出す
● 価値が高まり生き方が変わりだす
● 成長した自分で人に価値提供しさらに成長する
● 自己肯定感が高まり人生が好転する
高度な医療・福祉知識や技術を有した医師は、ほかの業種に比べて幅広いビジョンが見えやすいことも特徴です。特定疾患の治療を極めたり、医療・福祉施設や幼稚園の経営をしたりなど、人によって「やりたいこと」はそれぞれ異なるでしょう。
高収入であることを加味しても、生きがいや得意なこと・やりたいことと資産運用×資産管理が繋がった医師は無敵と言っても過言ではありません。
★実際の医師の節税成功事例・投資運用成功事例をご覧になりたい方はコチラへ:書籍も無料でプレゼント中です★
1-1. 【体験談】自己実現と資産運用×資産管理が繋がって人生が大きく好転した事例
私(インベストメントパートナーズ代表 川口)の場合は、今もなお追い求めている幼少期のやり残しが、情熱と繋がっていました。このやり残しを、5つの分野の人生のゴールビジョンとすることによって、自分の自己実現を発見できました。
詳しくは、書籍でも解説しています。「ほんとうに幸せな投資」 書籍の案内
そして、その自分にとっての自己実現と「資産管理×資産管理」が結び付くことで、私自身、人生が大きく好転したのです。
会社の売上規模は、約4年間で4倍まで伸び、東京の丸の内に新築オフィスを構えた時期もありました。
資産運用に関するお仕事を天職として思うようになって以降、有益な情報が自然にどんどん入ってきている状態となります。自己実現と財産基盤とその管理が繋がるときの力は、今でも実感しています。
私の場合、自己実現を叶える方法としての「資産運用×資産管理」の中身を大まか簡単に表現したら、下記のような感じになります。
● 5つのポートフォリオ
● レバレッジ
● 通貨分散
● 償却資産
● オペレーションリース 他多数
そして、これらの管理状況は、マイライフプランを定期更新したり、個人の貸借対照表(B/S:バランスシート)を見えるようにしたり、各分野の専門家(会計士・弁護士・FP・ifa)を揃えてファミリーオフィスを整備したりして、どんな問題・疑問も、誰に聞けば解決できるかがわかる状態を構築しています。
さらには、人生のライフサイクルから、未来を予測した収入転換(年齢に応じて、勤労収入→資本集収入)、資産分散(相続、事業継承を想定した資産分散)も、専門家と相談しながらスムーズに対応できる環境の構築に努めています。
2. 節税・資産運用をうまく進めるためのステップ
自立した資産運用・資産管理ができる環境を手に入れるためには、次の3つのルールをおさえておく必要があります。
ルール(1)「節税だけを考えて、何かはじめる」は間違い
ルール(2)「節税・投資」の前に「資産管理・検討環境」を見つける
ルール(3)手段から考えない
3つのルールをまとめると、節税としての資産運用をうまく進めるためのステップも自ずと見えてくるでしょう。ここからは、節税・資産運用を進めるステップについて紹介します。
2-1. ステップ(1)「節税」以外の目的も考える
節税を機に資産運用をはじめる方もいますが、節税だけを目的に行動するのは避けましょう。仮に節税できたとしても、結局納税義務は永遠に発生するため、毎年・毎回節税につながる策を探し出さなければなりません。
そのため、資産運用をはじめる際は節税以外の目的も洗い出しましょう。お金を残しておきたい理由、増やしたい理由に言い換えて考えると簡単です。なんとなく出した理由でも、最終的に自分が人生でやりたいことを見つけられるヒントになり得るでしょう。
2-2. ステップ(2)得意なことと資産運用・資産管理を掛け合わせる
節税以外の目的を明確にしたら、それを資産運用・資産管理と掛け合わせてみましょう。
例えば私の場合、「資産運用の検討を通じて、人生の真に大切なこと・心の中の不安の先にある希望や自分の自己実現に気付き、貢献の心で生きている人を増やして幸せに溢れる未来をつくりたい」というのが、仕事の目的・ゴールです。
それを実現するための手段として、「資産運用のお手伝い」を得意としています。
これに資産運用・資産管理を掛け合わせると、家族との100点満点の暮らしや社会貢献へのゴールをはじめとした、5つのテーマ・ビジョンが相乗的に叶うようになります。
2-3. ステップ(3)細かい実現手段を考える
得意なことと資産運用・資産管理を掛け合わせたうえで、「自分の夢が叶う方法をつくれる」といったスイッチが入れば、ライフプランやキャッシュフロー表の作成や個人資産の管理といったファイナンシャルプランニングが適切に行えるようになります。
ステップ(1)とステップ(2)をきちんとできていれば、ファイナンシャルプランニングは難しいものではありません。考える順番さえ間違えなければ、株式投資・つみたてNISA・不動産投資といった細かい実現手段を考えることも容易いでしょう。
節税や資産運用について理解しきれていない方や、知識や選択肢が豊富なだけでなかなか判断ができない方は、手段から考えてしまいがちです。しかし、目的やビジョンがないにもかかわらず何らかの手段をとっても、期待通りの成果は得られません。
理想的な人生を実現するためにも、ここで説明したステップ通りに進めてみてください。
まとめ
節税を目的に資産運用をはじめる方は多くいますが、その前に「資産運用や資産管理は、理想的な人生や自己実現を叶えてくれるものである」と認識・定着させなければなりません。そして、資産運用や資産管理についての理解を定着させるためには、情報を読み込む・知識を叩き込むよりも前に「自己実現を発見する」ことが大切です。
また、節税・資産運用をうまく進めるためのステップは、次の通りとなっています。
● ステップ(1)「節税」以外の目的も考える
● ステップ(2)得意なことと資産運用・資産管理を掛け合わせる
● ステップ(3)細かい実現手段を考える
決して手段から考えず、「人生の目的→得意なこと→自己実現×資産運用×資産管理→理想的な人生の実現」という順で考えてみてください。迷うことなくスムーズに、資産運用×資産管理の悩みを終わらせることができるでしょう。
※本記事の内容は、作成時点の制度・規制・規約・市況などの情報を基にして作成しております。改正等により記載内容の実施・実行・対応などが行え場合がございますので予めご了承ください。最新情報に基づいた内容などについては、「ご相談・お問い合わせ」ページからご確認いただけますと幸いです。 |