組織運用ビジョン
先日、母と電話で話して、愛犬の「チャン」のその後について聞いた。
年始早々、交通事故に合い、「尻尾切断」「下半身不随」になっていたが、なんと!!自主的に歩こうとしたり、以前より食欲も増えて元気になっているという。
13歳かな・・・老犬となって、寝ている時間が多かったのに、以前より元気とのこと。
「苦難は、生命を強くする。」
本当に実感する。
組織運用ビジョン
「雰囲気の良い会社」にしたい。
私は、飲屋や遊びの場での雰囲気を気にしないところがあり、 「空気の読めない奴」 です(笑)。
遊びの場では、 「楽しみたい!楽しい!」 という想いが充満することで、空気感が良くなっていく。
職場の雰囲気も、人の 「想い」 が、空気として反映されるのですが、私は、人が発する 「気」 に注目している。
こんな表現すると、「宗教クサイ・・・」と思われそうですが、強いチームや勝っている組織は、強烈に、この 「空気感」 が良い。
そして、組織には 「色」 もあると思う。
例えば、人の「稼ぎたい!!」など、欲望中心の原動力のあるチームは、 「赤」
「成長したい!・学びたい!」など、学習意欲は 「青」
「貢献したい!奉仕したい!」は、 「白」
各色がバランスよくコントロールされていて、色が混ざり合って中途半端な微妙な色になるのではなく、強い 「気」 が強く放たれていて、近くで見たら混ざり合ってなく、遠くから見たら、全体を表現している綺麗で人が集まる色がいい
今まで、年齢と共に、様々な組織に入り、特色を観てきた。
最初に経験したのは、娯楽・サービス業のアルバイト。
当時はバブル期で、そこに集まる大人に活気と迫力があった。
楽しい・刺激的な「どす黒い赤」(笑)でしたが、コンセプトがしっかりあって、集まる人の特徴も近かったように思います。
まずは、強く 「気」 を発すること。
そのためには、 「気」 を向ける 「モノ」 を定めること。
「モノ」を、「目標」や「理想」など、より視点が高いものへと上げていく。
今、自分が一番熱くなれる 「モノ」 を見つけ、強く 「気」 を発していく。
年齢やキャリア、等級などよって、責任も課題も目標も各自違えど、今の瞬間に強烈な 「気」 を放たれているか?どうか?が大事。
なぜ、活気、元気、などの「気」を大切にしたいかというと。
人間には、「空気を読む」能力がある。
そうすると、空気を読んで、勇気をだして前に出て挑戦する人もいるし、空気を読んで消極的な態度をとる人もいる。
人が「活躍できる空気」や、「成長できる空気」を、現場の長とみんなで、作るべきだと思うのです。
では、「成長・活躍できる」空気とは、どんなモノか?
師匠は、成長角度を意識する時、分度器の「 1 °」「1度」の角度のお話をよく聞かせてくれた。
今も心に焼き付いている。
自分の成長は、この概念によって、伸ばされてきたと思う。
これは、自分が感じる限界から、たった「 1°」だけでも、上を目指しなさい。
そのたった「1°」の差は、その延長線上をたどっていけば、莫大な差になっている。
だから、「1°」を意識しなさい。
そんな風に記憶している。
私は、「現状打破の心」と表現したりしている。
「成長」の最初のアクションは、「限界を超えようとする思い」からはじまる。
「今より、成長したい!」という思いから始まるはずです。
つまり、≪では、「成長・活躍できる」空気とは、どんなモノか?≫の答えは、「1°」の概念や、「現状打破の心」ではないか考えている。
最後にまとめておきます。
組織運用のビジョンは、強烈に 「気」 を発した活力ある場所にする。
「現状打破の概念」「1°」を意識して、現状より1%伸ばす意識を持ったチームにする。
そして、これらをどうのように作るか?は、受身にならずに、自分から動いてほしいと思っています。